2022/11/09 12:00

贈り物無事に届きました!!!
誠にありがとうございます!!!

正直、私自身「Amazon欲しいものリスト」から贈り物を本当に贈ってもらえるとは思っておりませんでした。



嬉しい驚きです!
贈り主の Hさま、本当にありがとう!!!
大切に読ませていただきます。


▼写真:稲田豊史『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形』光文社新書刊(2022年4月30日初版1刷発行、2022年10月5日8刷発行)


追記2022/11/19

おもろ〜!!!
楽しく読ませていただきましたよ〜!!!


とても興味深い本だったぜぇぇぇ!!!

読んでいて驚いたことは、本の主題である映画やドラマなどの動画コンテンツ以外にも、出版コンテンツに関する文章が多かったこと。ラノベは書き手(作家)にファンがつきにくくジャンル消費の傾向がかなり強いことや、昔と比べて評論が全く読まれなくなったこと、書評に販促効果は必要なのかどうか、などなど。
映画好きだけでなく、読書好きにも引っかかる内容が多かったことは、想定外の喜びだったぜ!!!


特に、評論を読まなくなった若者への考察が面白かったなぁ〜
映画評論の歴史を論理的に説明したうえで、評論を受け入れる人たちの変化を、過去と現在を比較しながら書いていました。定石を踏まえた良い文章だったぜ。


……良い文章、と言うと、そう思う理由を知りたいという人がいるかもしれませんね。
なぜ良い文章だと言えるのか。それは「現実」を冷静に書いているからです。「現実」とは、過去と現在の両方を知ることでわかるものです。どちらかに偏りすぎると「現実」を書いたことにはなりません。この本の文章には、一貫した作者の立場というものがあります。しかしながら、それを保ちつつも、作者の意見(従来の価値観)と、若者の実態(最近の価値観)をなるべく冷静にバランスよく書いている。だから、良い文章だと思うのです(もちろん「現実」を書くことが「良い文章」の条件であるとは限りません。良い文章とは色々な要素から決まるものであり、ここではあくまで一要素について話してみました)。



さて
仮にもこの本を読もうと
考えている人の中には
一定の割合で
「動画や映画づくりのために
 役立つ内容だけ読みたい!」
という人がいるでしょう。


そういう人は

258pから読み始めてください。

それが億劫なら
262pから読み始めると良いでしょう。


この本の流れが変わるのが、258pの章『「映画1本=2時間」が長すぎる説』です。この頁以前の文章は、作者の意見(従来の価値観)とは異なる若者の実態(最近の価値観)を書くことに重きを置いていましたが、ここから一転して、今後作り手はどのようなスタンスを取ればいいのか、という現実への対処法を書き始めます。読んで得をしたいという人は、ここから読むことをおすすめします。



しかしながら
念のため申し上げますと

全頁読んでもおもしろい
「いい本」ですよ!!!


全部読んでもイイんだよ!!!



「本のプレゼン」に取り上げて
皆様にもお話したいですよねぇ〜


じつはこの本
社会評論家の岡田斗司夫さんが自身のYouTubeチャンネルで紹介なさっているんですよね。そのため、いつかお話しするときには、彼が話しきれなかった内容について取り上げるかもしれません。
とはいえ、プレゼン予定の本の順番待ちが結構ありますので、まだまだ先の話になりそうです。




本を贈ってくださった

Hさま


本当にありがとうございました!!!



ばここ